十二夜
【十二夜】
原作読んでないから忠実かはわかんないです。
船が難破し双子の兄と離れ離れになったヴァイオラが、たどり着いた土地で生き延びる為に兄とそっくりに変装する。その地の公爵のオーシーノに恋したり、オーシーノが好きだった子に惚れられたりドタバタしながら最後には兄と再会する喜劇。
喜劇って劇中に歌が出てくるのが特徴なんだけど、その歌を歌う道化のフェルテが良い…。喜劇の笑いの部分を担う道化は普段は目立たないが、十二夜のフェルテは一番客観的に物語を見れて達観しているので物語を纏めてる重要な人物。彼が馬鹿に振る舞えるのは寧ろ賢いからと言われて一目置かれてます。彼が物語を締めくくるのに歌う歌がまたとても良いです。
マクベス
主演はX-MENのマイケル・ファスベンダー。
領主だったマクベスが3人の魔女に「いずれ王になる」と予言を受け、妻と共に王を殺害をするも、自分の王位を奪われることを恐れ、いろんな人を殺していって最終的に復讐に倒れる悲劇。
基本的に原作に忠実な構成です。
論文を書いときながら未だに疑問なのが、なぜマクベスは予言で自分が王になることが確実だと分かっていたのに前の王を殺したのか。論文では予言を信じないで自ら行動する運命に逆らった主人公っていうことでどうにか纏めたけど実際はちょっと良くわかんない。
台詞はないんだけど最後に「いずれ王になる」とマクベスと共に言われていたフリーアンスが再登場する。戦争が終わって復讐に倒れたマクベスの元に戻ってきて地に刺さっていたマクベスの剣を取り走り去っていく、っていう結末。
ここからは私の考えだけど、なんの事情も知らなかったフリーアンスはマクベスが自分を殺そうとしてたことも知らずに、自分の父親と主君を殺された復讐へ走っていったんじゃないかなーと、思いました。
マクベスが倒れてマクベスの前のスコットランド王の長男のマルカムが王位につくわけだけど、そうするとフリーアンスがいずれ王になるっていう予言の通りになってないってことになっちゃう。
そこでフリーアンスを最後に登場させて剣をもたせながら走り去っていく背中を見せることで、フリーアンスがいずれ復讐し王位を奪うってことで予言はいずれ叶えられるっていうことを暗示してたんじゃないかなって思いました。
また、復讐は繰り返されるっていうメッセージも暗示してるのかなって思いました。
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映画tweetまとめ
【キャロル】
2人の女性がお互いを愛し合うことで成長し変化していくお話。
なんて報われない話なんだ…って思ったけど、2人が出会い、愛し合うことで生じた主人公たちの内面の変化は2人にとって良い変化だし、きっとこの終わり方はハッピーエンド。
古き良きアメリカのファッションや音楽がとても素敵。
【アイヒマン・ショー】
アウシュビッツ収容所への移送を指揮したアドルフ・アイヒマンの裁判の様子をテレビで放送しようと翻弄したテレビマンの話。
「“モンスター”などいない。だが、人間は、自分が行った怪物的な行為に対して責任をとる必要がある。なにが子煩悩な我々と同じようなありふれた男を、何千人もの子供を死に追いやる人間に変えたのか。我々は、状況下によっては誰でもファシストになる可能性があるのだ」
アイヒマンのあくまで1人の人間としての姿を収めようとした監督が映画の中で言ってたセリフ。すごく印象深いセリフです。
彼は実際は自分の経験もあり、アイヒマンに取り憑かれていて彼の本性を暴きたかっただけだったけど。
けれどやっぱり彼は誰しも怪物になり得ると考えていて、アイヒマンのように怪物のような行動をとった者も元は自分と同じ良心をもった人間だってことを信じたかったんじゃないかと思いました。
twitter映画ドラマつぶやきまとめ
ミッシングID見ました。主人公タイプじゃないと思ったらめちゃくちゃ強くて惚れました
平凡に暮らしていた主人公が少年少女の失踪サイトで自分の名前を見つけた時から周りの人間は消され始めて、何者からか追われ誰も信じらんねぇ!ってなる感じです(語彙力)簡単にいえばジェイソンボーンみたいな
スーパーナチュラル
兄弟が幽霊退治をしていたが失踪した父親を探しながら、自分たちも幽霊退治してくTVシリーズSupernatural最高だよ〜
バカ可愛い兄と真面目な弟の2人の掛け合いと兄弟喧嘩がとても面白いし後で登場する天使も兄以上にバカで可愛いよ!あとスパナチュはNG集が面白い
ファインディングドリー
ドリーな両親を捜しにいくっていう単純なストーリーたけど、子供向けのためか何を伝えまいとしているのかが分かりやすいし、ドリーの性格ゆえに一筋縄ではいかない旅がワクワクして面白かった。
ニモの父、マーリンの1人コントはテンポも良くて笑えた👏🏻
コードネームUNCLE
The Man From UNCLE
コードネームUNCLE
2015年 アメリカ
この映画は暇で気まぐれに見たのが
たまたまどストライクで、この洋画という沼に久々に帰ってきた原因の映画。
スーパーマンのヘンリー・カヴィル、ローンレンジャーのアーミー・ハマー、リリーのすべてのアリシア・ヴィキャンデル。そしてヒュー・グラントも出演している。
そして監督は映画シャーロックホームズのガイ
リッチー監督と有名な方々…なはずなんだけど
そこまで話題にならなかったのがさみしい。
この映画はただただヘンリー・カヴィル演じる
ソロとアーミー・ハマー演じるイリアがかっこいい。
この映画の見所はと言えば、プレイボーイの元
犯罪者のCIAソロと精神不安定で不幸な身の上
で上司に従順なKGBイリアの凸凹コンビが無理矢理コンビを組まされなんだかんだとミッションをこなしていく様である。
最初は互いに盗聴器を仕込み合ったり、敵意剥き出しな2人。だが2人とも優秀なスパイ。こいつやるじゃん、と認めてしまいいつの間にか仲良いのやら悪いのやら…という関係になっていくのが愛おしい…。
そしてそんなイケメンで優秀なスパイ2人に守られるアリシア・ヴィキャンデル演じるギャビーが羨ましくなる。
ガイ・リッチー監督の得意な男2人の微妙で絶妙な関係が良い映画。
ついったのまとめ
Mr.ホームズ
ホームズがなぜ引退したのか?そしてなぜ田舎で暮らしているのか?ハウスキーパーの息子、ロジャーとのふれあいを通して思い出していく、って内容。
映画の雰囲気がホームズの孤独を引き立たせてて良かった
ロジャーはホームズの孤独で何もない生活の中にいる唯一の光で刺激のある存在って感じ。もうロジャー尊すぎて泣ける。
クラウドアトラス
輪廻転生がテーマで時代で場面が切り替わりながら物語が進んでいく。時代を隔てて同じ俳優さんが演じてたりするのが面白い。
幾つかの時代を並行しながら進んでいくからバラつくかと思いきやそんなことないし、最終的に同じようなテーマを違う物語で訴えてくるのがすごく泣ける。映画も壮大で映像が綺麗で超良かったです…
トム・フォードの初監督作品。
ニコラスホルトくんが美しすぎて神々しいし、プラス コリンファースと共演作品とか…画面にニコラスホルトくんとコリンファースが並ぶ訳ですよ?????まあ恐ろしいですよね。
切なくて綺麗な映画です。
同性の恋人が死んで自殺を試みようとする大学教授のおじさんのある1日、みたいな内容なんだけど、回想シーンが流れたと思ったら現在に戻って…そのコリンファースが切なくて…現在のシーンが回想シーンと違って茶色がかった画面でそれがまた一層切なく見させてて最初から最後までしんみりした映画でした。私はすごくタイプ
モーリス
Maurice
モーリス
1988年 イギリス
原作の小説は インドへの道 の作者と一緒だったことにびっくり。作者が同性愛者らしく、インドへの道 の執筆中に書いたのが モーリス らしい。しかしその当時、同性愛は禁止されており、生前にはこの作品は発表できなかったよう。
ヒュー・グラント、そしてルパート・グレイブスが出ていると聞いて見た映画。
イギリスの上級階級の生活を見ることができる、とても優雅で綺麗な映像が良い。まあポスターでわかるとは思いますが、同性愛です。
20世紀前頭のイギリス。当時のイギリスは同性愛が禁止されていた。そんな時代に大学で出会ったジェームズ・ウィルビー演じるモーリスとヒュー・グラント演じるクライヴは惹かれていく。しかしクライヴは女性と結婚。モーリスに「女性と結婚することは幸せだ」と告げる。モーリスは自分の性癖を悩むが男性しか愛せない。そんなモーリスの前にルパート・グレイブス演じるスカダーが現れ、2人は惹かれ合っていく。
大自然の中の貴族階級の少年たち。目の保養です。
特に若いヒュー・グラントが最高にかっこいい。
モーリスに惹かれ自分からアプローチした癖にモーリスを振り、自分は女性と結婚する最低野郎だが、こんな可愛い顔のせいで憎めないのがヒュー・グラントすごい。そしてタレ目が最高にエロい。まあでもこの時代には報われない恋。そして世間体からしても階級の高いクライヴが女性との結婚を選んだのは仕方ないといえば仕方ないので、それもまた切ない。
そしてルパート・グレイブスのぶっきらぼうさが可愛い。使用人であり階級も低いスカダーはモーリスに対し”〜,Sir.”と話すのだれども、その上下関係が良い…!語尾にSirつけるルパート・グレイブス可愛い…!クライヴとは違い自分の地位を気にせずまっすぐにモーリスを愛すスカダーはすごく愛らしい…。
俳優の可愛さを思う存分味わってほしい映画。