ダンケルク Dunkirk
今までブログ更新するのめんどくさくて書かなかったけど、ずーっと書くべきだと思ってた映画
ダンケルク!!!!
映画ダンケルクは第二次世界大戦、ダンケルクに追い詰められたフランス兵とイギリス兵、40万人をダンケルクから救出するため民間船に徴収をかけた結果、ほぼボランティアにもかかわらず多くの民間船がダンケルクまで救出にきて3万人ほどしか助からなかった予定の兵士が30万人以上も助かった、ダイナモ作戦という実話を元にしています。
主にシーンは3つあって、
陸:主人公トミーに焦点を当てたダンケルク沖の兵士の一週間
海:ダンケルクへ救出へ向かうある民間船に乗り込んだ民間人 3人の一日
空:ダンケルクの戦いを助けるため駆り出されたスピットファイアに乗る空軍 2人に焦点を当てた1時間
というように構成されています。
そして最後にはこの三つのシーンが一致する流れです。
ここまでの事前知識を持っておくと理解しやすく、より映画を楽しめると思います。
クリストファー・ノーラン監督を知ってる方ならご存知でしょうが、ノーラン監督映画は映像にこだわっている監督なので映像もすごーく魅力的なので見なきゃわかんない魅力も大きいです。ですので見てください。
もちろん映像だけでなく、登場人物のストーリーも見れば見るほど深いな、と感動させられます。
生きるか死ぬかギリギリの中帰ろうともがく兵士たち。
彼らは犠牲を出さなくては生き抜くことができないのか?
生き残るためには犠牲は仕方ないことなのか?
自分の命をかけてまで救出に向かおうとするのはなぜか?
戦争によって犠牲になった人の心とは?
戦争は国同士が戦います。しかし国とはいえど、戦っているのは人間です。集団としてはなく、個として戦争を見たとき、そこには必死に生き抜く人間がいてそこには何かしらのストーリーがある。
個としての戦争を見たとき、戦争が犠牲にしたものが物理的なものだけではなく、人間の心を変え、そういう意味では犠牲にしていたということがわかります。
セリフは少なく、メッセージだって押し付けがましくない。でも生き抜こうと、また守り抜こうと、助けようと、もがく登場人物たちの様子からは、このようなことを考えざるを得ない。
たしかに台詞は少ないです。映像にこだわってるだけと思う方もいるかもしれませんが、そんなことはないと断言したいです。
今まで見た映画の中で一番といっても過言ではない映画でした。